あごが砕けたはなし①

動物病院

オレを語るうえで、

さけて通れない話をする。

それは2020年。

年の瀬も迫る12月のおわりの頃やった。

その日の早朝のこと

ママさんは、早朝バイトに行っていた。

その日の朝も、4時半ごろに起きてきた。

そのころのママさんには、朝一にオレの世話をするというルーティンがなかった。

オレのことはちょびっと、見ただけやったと思う。

そして5時すぎに出かけて行った。

その日の朝のこと

次に起きてきたんが、娘ちゃんや。

平日やったから、7時ごろやったかな。

異変に気づいた。

ケージの所々に血がついている。

オレはじっとしている。

口の周りにも血がついている。

あかん!

娘ちゃんはパパさんに病院へ連れて行くように伝える。

しかし、パパさんもこれから仕事や。

ママさんに連絡

パパさんは、ママさんにメールをした。

ママさんは10時にバイトがおわる。

メールに気づいたママさんは、慌てて帰宅した。

第1発見者(娘ちゃん)は、

あゆちゃんか、ねえちゃんか、

2年以上たったいまは、定かではない。

タイトルとURLをコピーしました