ぐるぐるのはなし①

にちじょう

オレがこの家に来てすぐに、

回し車を買ってもらった。

30センチのぐるぐる

はじめはケージの外にあって、部屋んぽ(ケージの外に出て遊ぶ時間)の時に遊んでいた。

そのうちケージの中につけてもらって、

好きな時に走れるようになった。

まあオレの場合、夜中に走るから、

となりの部屋のパパさんはうるさかったらしい。

ぐるぐるが小さくなった

というか、オレがデカくなって、窮屈になってきた。

使いはじめて2年くらいたったある日、

ケージに留めてあるプラッチックの部品が割れた。

それでも針金で固定して頑張ってたけど、

オレも家の人たちも限界を感じていた。

こいつとのお別れの時が、ちかづいていた。

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